コンサルタントの眼

第9回 有効な会議のススメ

~ 無駄な会議を有効にする2つの原則 ~

by 山田 晴美


 会議の時間って常々、長いと思ってきました。
議題数や内容によるとは思いますが、人間の脳の集中力のサイクル(15分)を考慮すれば 90分 が限界 と思っています。
それも、議題がテキパキと消化され、決定事項や保留事項がきちんと整理されてくる会議であればよいですが、

今、何決めているんだっけ? 

とわからなくなるほど、脱線・迷走する会議に出ている場合、思わず内職したり、瞑想(zzz)したくなる気持ちも、わからなくはありません。

オフィスの片隅で、

「今日の会議何決めるんだっけ? 出席したくないなぁ」
「会議の時間、作業進めたいよ」
「結局いつも決まらないじゃん。会議しても無駄じゃね?」

といった会話も耳にする事があります。
確かにそのような意識で会議に臨むのでは、無駄です…

では、どうすれば ”無駄な会議” を、”おいしく” できるのでしょうか?
当社では会議を活性化させる2つのルールを推進しています。


週1月1の定例会議など、特に慣れの出てくる会議の場合このルールが必要になります。
自分の考えがまとまらない状態でだらだらと話す事が、議題を大きく脱線させ、会議時間を大きく費やしているのです。
多様性を受容するダイバーシティ傾向が強くなる今後、会議の出席に事前準備は 必須 です。
「時を活かす」は、「知恵を活かす」。
会議はチームを形成するにあたり、必要不可欠。
"無駄な時間のない" 会議こそが、チーム力を強化し、メンバのポテンシャルを上げ、チームが成果を得る1つの手段となりうるのです。

2015/7/7
山田 晴美
    システムベンター勤務後、システム開発現場、プロジェクトマネジメント/コンサルティング分野を専門とする。 自ら立てた戦略を戦術、戦法に具体的にブレイクダウン(WBS)し、実際に現場を率いて実践する。実戦型独自のスタイルを持つ。体育会系。
    アトリエ イシカワ コンサルタント